将来を大きく期待されながら道半ばで引退となりましたディープインパクト産駒シルバーステート(4歳 青鹿毛)が12月1日、来シーズンより種牡馬として繋養されます優駿スタリオンステーションに入厩致しました。
現役時は5戦4勝、新馬戦は後のG1ヴィクトリアマイル勝馬アドマイヤリードに惜敗の2着、2戦目の未勝利戦はレコードタイムで2着に5馬身差の圧勝、続く紫菊賞では2歳馬ながら上がり32.7秒の末脚で勝利、類い稀なるポテンシャルを披露しました。
1年7ヶ月の休養後、初戦となりましたオーストラリアトロフィーでは、長休明けにもかかわらず逃げて上がり33.3秒で持ったままの楽勝、続く垂水Sでもハナを切り、上がり33.5秒、レコードタイムで勝利しました。勝利した4戦全てノーステッキで他馬を寄付けないパフォーマンスは、本馬の能力の高さを感じさせるものでした。
本馬はこの後、毎日王冠、天皇賞・秋の重賞戦線へ駒を進める予定でしたが、2度目の故障を発生し現役生活を断念、来シーズンより種牡馬として第二の生活をスタートすることとなりました。